1. 3〜5月

3月から4月にかけて、新入生に向けた説明会・交流会および模擬裁判実演会などのイベントを行います。また、早期に入会していただいた方向けに、法律ないし国際法の基礎的なレクチャーを行います。

また、4月上旬にはJessup International Roundがワシントンにて開催されます。2024年はワシントンにいるメンバーとの中継での交流会も行いました。

Jessup International Roundと同時期に、Japan Cupの問題文が発表されます。2，3年生および新入生は、Japan Cupの準備を開始します。

準備とは具体的に、①主張構成、②書面（メモリアル）作成、③弁論練習の3つのフェーズに分けられます。

①のフェーズでは、問題文において、どのような法規範が問題となるのか、原告被告の主張の争点はどこなのかを理解し、それぞれの主張の根拠を構成するために、書籍や論文などを用いてリサーチします。

②のフェーズでは、本番の得点項目の一つである書面の作成に移ります。書面には①でリサーチし、構成した主張を記載します。

③のフェーズでは、①と②で構成した主張をもとに、裁判官の前での口頭弁論の練習を行います。本番では、裁判官役を務める大学教授などから、主張に関してアドリブの質問が飛んでくるので、そのようなものに対応する練習などをします。

本番の大会で弁論者を務めるのは、多くの場合4人のみに限られています。そのため、5月の中旬には、弁論を希望するメンバーの中から、弁論者の選考を行います。